運命の星空
え?なにそれ。
あたしなんかした?



「なに?今の状況がわかんない表情。マヂムカつく。」
「何もしてないよ? 智香ちゃん・・・」



倉庫の中は真っ暗で・・・。
外は、静か。



叫んでも、誰もきてくれない。
智香ちゃんは、少しずつ近づいてくる。



カチャッ
「いやっ・・・やめてぇ」



ナイフを持ってる。
あたし、死ぬのかな。今この場で。



ビックリしすぎて力が入らない。
思うように体が動かないよ。



誰かっ・・・助けて。



「殺さないから。安心して?そのキレイな肌を傷つけるだけだから」
「いやっ・・・」



思いっきり目をつぶった。
シャッ・・・



痛っ。
あたしは、頬をナイフで切られた。
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