ナルシストの隣
緊張しながら会議室のソファーに座り待った。

間もなくして、扉が開けられそこ待ち人が姿を現した。

少し痩せた…いや、やつれた…ような気がする。

私が所属している事務所の代表であり、被害者の遺族でもある。

表立った事をしようと思っていなくても、立場上人の目にふれてしまうのだから当たり前なのかもしれない。

私の顔を見ると、微笑んで会議室に入ってきた。



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