ナルシストの隣
「でも、無事でよかった…」

「急に何?」

「舞ちゃんがいなくなったって聞いたからレコーディングスタジオから、飛び出してきたんだ」

「えっ?」

言われてみたら、誰にも行き先を伝えていなかったかもしれない…

ボーとしてて忘れていた。

「ごめん…」

「いいよっ!無事だったんだからさ。それに、自分が舞ちゃんを一番に見付けたっていうのが嬉しい!」

満面の笑みで笑ったかと思ったら、あぁと突然大きな声を出して肝心な事言うの忘れてたと言った。



.
< 68 / 110 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop