ナルシストの隣
「そう?だったらいいけど…もし遠慮してるのなら、僕たち親子の為に笑うと思って笑って?」

社長と恵の為に…?

自覚はなかったけど、やっぱり遠慮している所があったのかもしれない…

社長の為に笑う…

恵の為に笑う…

出来る…?

ううん。やらなきゃ!

見てて?

私、笑うから――

残っていたココアを飲み干して再びカメラの前に立ち目を閉じて深呼吸した。

呼吸を整え、目を開きレンズの向こうの檜山さんを見据え笑った。



.
< 85 / 110 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop