長くて短かった月日
変な病院の、変な仲間
今日は、俺のオペの日だ。
朝の六時に起き検温 問題無しだが本当は、少し風邪気味なのは感じていたしかし、オペが延びるのも嫌だから黙っていた。朝昼食抜きで点滴をして自分の番を待っていた。しかし腹減ってしょうがないそれもそのはず朝から浣腸はされるはしかも、看護士は俺のお気に入りの子でしかも朝っはらからだもんで落ち込み気味そこに追い撃ちをかけるように、T字帯を付けさせられるはオペ着これは、アラブの方にある貫頭衣と同じ物だが丁度半分に切った物で前半分後ろ半分になるマジックテープで繋げた作りになっている物を身につけ少し憂鬱になりながら時間が来るのを待っていた。
俺の病気は、アキレス腱石灰化症で極度の運動をするとアキレス腱が炎症を起こしその状態が長く続いたために起きた物と見られる 。俺の場合足が痛くても会社を休むわけにもいかず長い間放置して置いた結果最悪な状態になってしまったので有るが、仮に今回手術しても足の痛みが改善されるとは言い切れ無い痛みが取れるかは半々だとも言われたが今よリ少しでも良くなればと思い踏み切ったのである。
今居る病室は、なかなか快適である最初入院した時などは、昼間からカーテンを締め切り隣が何をしようが関係無いそんな感じであった。折角と言っては変だけど同じ部屋になったのだから少しでも快適に過ごしたい少しでも不安を無くしたい。ここが不安だとか話しの出来る。お互いがお互いの体を思いやれるそんな仲間になってもらいたかった

憂鬱な気分でオペを待っていたこの日、人生最悪の日になるとは思いもしなかった。二時を少し回った時看護士が二人飛んで来た。何事かと思って居るとオペ室に呼ばれたと言う車椅子に乗せられて運ばれて行くと、入口の一つ目の扉の中までお気に入りの子に運んでもらえたそこまでは良かった。病棟の看護士はそこまでであったそれが良かったのか悪かったのか、二つ目の扉の中からオペ室の看護士が出て来て、俺を中に連れて行くと中の椅子に座らせてオペ室に連れて行ってくれない
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