長くて短かった月日

言って同情を買おうとする。
直す気が無いのだ。
何故かと言うと、一人暮しで、家に帰りたくない もしくは、直ってしまうと県や市からの手当が無くなってしまうからで有る。
それに、我慢したくないする位ならインシュリンを打ってもらえば問題無く好きな物好きなだけ食べられるからである。
看護師の調べた数値高く 「おじいちゃん、血糖高いね」の言葉に帰ってくる答えは必ず
「今日は、インシュリン何単位」と返す
そんなやり取りが引っ掛かりある日、同じやり取りを始めたとき、とうとう切れた、「なにが、具合悪いだ、みんな具合悪いから入院して直そうとしているんだよ、夜中に煎餅バリバリ食って甘いジュース飲んでいれば悪くもなるってんだよ」と言うと、
「そうだ、夜中になんか食ってる音がしてたけどやっぱそこか」
すると看護師が
「おじいちゃん、ほらみんなが、教えてくれたよ出しなさいお菓子」とピックアップしていく、こんなのは可愛い方で、緊急入院して来て胸が苦しい、息が出来ないと言って片側に一つしか無いオキシゲンの元は（差し込み式で金魚のブクブクから出る酸素を生理用食塩を通し、使っていれば仕方ないけど、マスクを口に載せているならまだしも、胸に当てて大いびきで寝ているのを見るとムカついて来て看護師長を、呼び「こんな事で良いのか」と、何度か注意をしてもらったが、効き目が無く看護師長に「この部屋はどんな人が入る部屋ですか」と聞くと「どの部屋も同じです」と言う。
そこで俺は
「看護師のみなさんが、どう考えようが関係ない、ただこの部屋に居るものの考えは早く退院したい。出来ると考えています。自分から積極的に何でもする人達ですその中にこんな、治す気の無い人は居てもらいたくないみんなのモチベーションが下がる速く退院させたいでしょ」と聞くと
「確かに、内緒なんですが、私達もこの部屋は自立している人達に、まとめています。早々にでも部屋を代わってもらいます。ご意見ありがとう」と、言う事で翌日には部屋を移動することになった。しかしその日を境に、こんな人入れたいがとか相談に、来るようになった。
俺達の部屋は特別だった。
お互いがお互いの事を思いやる部屋になっていた。
みんなの心が繋がったのだ。