走り出せ、コスモス*







「中川原さんはただの生徒でしょ?」


よ・・・読まれてた!?


先生はまた嬉しそうに笑って私を見てる


「ちがうの?」


や…やきもち…!?


そうなのかな。


全部、やきもち…なのかな。



先生のこと信じてるのに

俊子とのことが気になったり、


先生の笑顔にいらついたり…



これが全部


やきもちなの?




思い出すほどに、


なんか… 

そんな気がしてくる!!



ああぁーー!! 

恥ずかしいっ!!




「悩んでたのにぃ!!」


「ははは!」


あんなに考えこんでたのがバカみたいで、

自分でも笑えてきた







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