それでもわたしは生きている
この時をキッカケに、ケンジとの2人きりの時間が増え、仲は深まっていった。



家は取り壊されることになった。

どこに住もう



「家借りる事になったん?」

「そう、どこに住もうかなと思って。もう元の街は今は家ないやん?どっか遠くに行ってみよっかなぁ」

勿論、わざと言ってみた。

ケンジがどんな反応するか見たかった。

少し間を空けて

「ユウちゃん、待っといてくれる?オレ、金貯めてユウちゃんとソウタと暮らせるように頑張るから!だからそれまで、頑張っとってくれる?オレの金溜まったら一緒に暮らそ!」


なんとなく複雑だった。
すぐではないのだと、少し寂しかった。

でも、この方が冷静にキチンと考えていると言えるのかもしれない。


再婚とか、恐いとか思ってたけど、ケンジと一緒に暮らしたい。

そう思えるようになっていた。


良かった、ナオキ以外にちゃんと好きになれる人に出会えた。


ケンジはナオキとは全然違う。
誠実な子やし、何よりも私の事が大好き!って事が伝わってくることが心地いい。

ナオキの時は…
なんか私ばっかり好きって言ってた気がする。

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