それでもわたしは生きている
「!!でもユウちゃん!オレの為にこの街選んで引っ越してきたんやろ!?」

私は笑い飛ばした。

「何言うとんよ!ちゃうわ!たまたまやん!地元離れたないから1番近くて、家賃と保証金の払えそうなとこ探したらここしかなかったんやんか!もうっ!自惚れんな!」

「そうなんや…」

「そうやで!やめてぇや、アンタの近くやからなわけないやん!彼女とお幸せに!もうこんといてな!」

「ユウちゃん…オレ、別れるつもりて話したんちゃうねんで。ユウちゃんには、ちゃんと言わなアカンと思って」

「で?私にどうしろと?結局アンタは彼女を守ってるやんか!もうえぇから、帰り!」

「ユウちゃん…ごめんな…こめん…ごめん…」

「今まで色々ありがと!元気で!」



泣いた…
泣いて泣いて、泣きまくった。

無理…
立ち直れない…

ソウタ…ごめん…アンタの世話…できひん…


私は初めて自分から母にソウタを預かって欲しいと頼んだ。

風邪を引いたとごまかした。
会社も休んだ。

1週間、私はカーテンも開けず、布団の中にこもっていた。

何度も何度も泣いた。
辛い辛い辛い。

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