それでもわたしは生きている
人って…
食べる物が無くなった時が1番不幸を感じるるのかもしれない。

ソウタにお菓子をねだられても買ってあげれない。

自分だって、コーヒーが飲みたくても我慢我慢。


やっと給料日。

だけど…
すぐにそれは無くなってしまう。


私はナオキに連絡を取る事を決意した。

なんでナオキなのか…
ナオキの子供がここにいるからなのか…

確かに、他の誰にも連絡を取ろうという気持ちにはならない。


ナオキも災害でどうなったのか。



やっと住所と電話番号を手に入れた。



離婚してから3年…
1度も話してない。

私の事…
覚えてるかな…

タチバナですけど…

ユウカやけど…

なんて言えばいい?


「もしもし?ソウタの母やけど…」



「久しぶりやな、どないしとんや?ソウタは元気か?電話なんかしてきて、なんかあったんか?」



ナオキの優しい声…
懐かしい…


なんて展開ではなかった。


「もしもし?ソウタの母やけど…」

「は?なんやお前、この番号どこで調べてん!」


この男は…


「アンタと同じ地元やねんから、色んな人に聞いたら1人位知っとぉ人おってもおかしないやろ!」

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