それでもわたしは生きている
「恐い女やのぅ!ほんでなんやねん!」

「養育費ちょうだい!お金ないねん、ソウタ育てられへん!」

「は?…ほなソウタ引き取ったるわ!それでえぇやろ?」

「??ソウタを引き取る?なんで?」

「育てられへんいうからやん!引き取ったるって!」

「引き取ってどうするん?アンタが育てるん?」

「いいや、施設に入れる。」

「は?施設?なんで?」

「オレ今別の子と一緒におるからな、でもお前が育てられへんっていうんやから引き取って施設に入れたるって!」

「育てられへんって、そういう意味ちゃうやろ!お金ちょうだいっていうてんねん!」

「絶対嫌!お前にやるくらいやったらドブに捨てた方がマシや!」
「………」

―腹立つぅう…悔しいぃ―

「なんなん?アンタ、ソウタの事なんも思わへんの?あの災害の時かって…」

「見に行ったで!」

「え…?」

「家まで見に行ったで」

「嘘ばっかり!こんかったやんか!」

「家の前に車で男きとったやろ?お前も新しい男出来たみたいやから声かけへん方がえぇ思てそのまま帰った」

―ケンジや…ほんまに…きたんや―

涙が一気に溢れ出た。

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