それでもわたしは生きている
お金なくて、借金してて、それがドンドンふくらみ始めてるなんて

絶対、言わない。



夜の仕事の帰り道。

店を出て少し歩いた所で、後ろから肩をポン!と叩かれた。

「お疲れさん!」

「ビックリした!あぁ、帰るんですか?こっち?」

さっきまで店の中で喋ってた客の男だ。

歳は…45歳位?

ちょっとガラの悪い男。


少し話しながら駅へ向かう。

私としては、店を出たら客とは喋りたくない。

どこまでついてくるのか。


元々人気のない道。
街灯も少ない。


突然抱き付かれキスをされた。


ウゲェ!
絶対に口は開けない!
離せ!
クソッ!


「口明けろ!」

男はそう言って、私の唇を噛んだ。

2人はしばらくもみ合っていたが、あまりに私が暴れるので男は私をヒョイ!と抱え上げた。


「うわぁっ!離せぇ!」


私は足をバタバタさせて暴れた。

そこへ1台の車がゆっくり通り過ぎようとしたので、男は私を離した。

瞬間、走り出そうとしたが、路地へ引っ張り込まれ殴られた。

私はフラフラとひざ間付いた。


クッソォ…

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