それでもわたしは生きている
キレイなビル。
キラキラしたエレベーターホール。
憧れてた職場に辿り着けた。
営業がどんなものかも分からず、入社して研修を終え、いよいよ自由の身になった。
確かに自由がきく。
途中で抜けても、早く帰っても、休んでも、特に誰かに迷惑を掛けることはない。
以前よりも身体は楽?
だけど…そんなことをしてれば営業成績が上がらなくなるとまでは聞いていない。
基本給なんて細やかなものだ。
契約取らなきゃ!
まだ20歳を過ぎて間もなく、ろくすっぽ学校にも行ってない私は言葉を知らない…
営業で周る企業には、妻も子供もいて、シッカリと社会で生きている男性が多い。
お酒を勧めてた頃と同じようにはいかない。どうしたらいいのかわからない。
ここでもやっぱり私は無知過ぎる…
それでもとにかく営業先には毎日顔出すようにした。