それでもわたしは生きている
生活費は…
とうとう貯金も底をつく。
営業成績はノルマをこなすのがやっと、それ以上はなかなか伸びない。


仕方ない…
私は夜も働くことにした。

早速夜間保育と店を探した。
店はすぐに決まり、保育園も見付けたが、月5万円もする。

週2、3日の出勤では何の為に働いてるのかわからない。

私は体力の続く限り働いた。


夜間の保育園は、オジサンと若いお兄ちゃんの2人しか見当たらない。

20帖ほどの何もないフローリングの部屋に、寝たきりの赤ちゃんから5、6歳のヤンチャな子達まで、全員一緒に保育されている。
床にひかれた薄い布団に寝かされている赤ん坊の側を走り回る男の子達。

今の時代であれば問題になっているだろう。

そこに子供を預けてる99%は私と同じ、母子家庭で水商売に通うママ達だ。

午前0時前後になると、酒と香水と化粧の匂いをさせたママ達がヒールをならしてせっせと我が子を迎えにくる。

私もそんな生活が当たり前になっていた。

1日分の疲れと、眠りについてるソウタを抱きかかえ家に帰ると、そこから自分の風呂や家事、眠りにつくのは2時や3時になる。

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