それでもわたしは生きている
たった1週間で、楽しいはずの花火大会が離婚になるなんて、人の気持ちは分からないし、何が起きるかも…きっと離婚を切り出した本人にも分からないことなのかもしれない。

だから私は恐い…

もし、またもう1度結婚して、妊娠して…
もし、またもう1度…
旦那様がいなくなったら…

今度は耐えれる自信はない。
きっと…私は壊れてしまうだろう…



こんなことを心に秘めながら

「今は結婚願望ないねん!」

と周りには言っている。



「ほんまに来てくれると思わんかったわ!子供連れでごめんね」

「約束したんで…結婚してるんですね」

「残念!バツイチ!」

「え?そうなんですか?なんや。じゃ、早く契約手続きしよしよ!」

「契約するの?えぇの?簡単に考えてない?」

「だってそのつもりで今日来たのに!早く!」

「はいはい、それはどうも!」


ケンジと待ち合わせたのは私の家の近くのファミレス。

夜の8時待ち合わせだからソウタも一緒。

ケンジは3つ下の19歳だった。

ノリのいい子だけど、良過ぎて契約が続くか心配。

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