秘宝-戦い-第Ⅰ幕
それは、アルドリアン王国を出るときだけの話か…?
「警戒せんでぇっちゅーねん!俺ら悪い奴らに見えんやろ?」
確かに。
悪い奴らなら、助けたりしないはずだ。
「私たちの旅の目的はあなたたちと一緒かもしれないし、違うかもしれない。…だけど、目指すものは一緒」
ユカが言った。
「「目指すものが一緒??!」」
ヒュウガと女の声が重なる。
「私は傷を治す為に傷薬を取り戻さなければいけない。あなたたちも秘宝を取り戻そうとしている。…ね?一緒でしょ?」
なるほど。
ユカはこの2人と一緒に旅をして良い奴らか悪い奴らか判断しようとしているのだろう。
「せやな」
「結局はあなたたちも秘宝を探してるってこと?」
「それはどうか分からない。俺らの旅の目的は口外するわけにいかない」
「でも、目指すものは一緒。…だから、一緒に旅をしよう」
ユカが言った。
「時がくれば…俺らのこと詳しく話すよ」
「せやなぁ!俺ら2人っちゅーのも寂しいもんやし…」
「そうだね!よろしくね。私、アズミ」