“チョコレート”の妖精




そんな些細なことで胸の中がチクりと痛んだー…。



「華夜、先に車乗ってて。」

チャリンと鍵を受けとって歩き出す。



でも、私は入り口のドアの前で立ち止まってしまった。




部屋から出るレイトはレジにいるさっきの店員さんにこう言った


「華夜と出かけてくる。
来週、空けとけよ。」





ライシュウ…
聞いてはいけなかった。




心が崩れそう‥に‥




なるから。








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