魔王さま100分の2
「勇者殿、」
代表のひとりに呼びかけられて、アイオネは顔をむけた。
「あなたが来るまでにまとめられた話し合いの経過を伝えます」
「はい、聞きます。どうぞ」
アイオネは、落ち込みつつ素直。
「まず生きた幽霊船ですが、こちらが出した魔法兵も海上から遠目の魔法具で確認しました。本当です」
その魔法兵は、魔力充填式の飛行杖を何本も使い捨てにして、夜の海を往復。
ついさっき『本当です』と一言、キーヤ達の前で代表に告げ、疲労でぶっ倒れた。
「こちらに向かってくるという話も?」
「それについてはさらに観測が必要ですが、可能性は高いと判断しました」
「可能性ですか」
アイオネは、信書の2枚目を見た。