魔王さま100分の2
アイオネは、代表者達に目を戻した。
「魔族の前に、王国や中央へに協力要請をすべきです」
「もちろん行います。幽霊船の存在については明日にでも近隣都市および、中央に知らせを飛ばします」
明日。
つまり、この話し合いが最後までまとまった後ということだ。
代表は続ける。
「が、王国も中央も、そして我々も、今日までこの幽霊船の存在を知り得ませんでした。これがどういうことかと言うと、」
「現時点で幽霊船がいるのは人間の支配海域の外で、魔族の協力なしでは状況の把握すらできないという意味ですね」
アイオネにも、代表の言いたいことが分かっていたので後ろは自分で言ってやった。