魔王さま100分の2
「求めた条件はただひとつ、この都市に留め置かれた魔王さまに、直接質問をする機会を与えること」
「何を訊ねるつもり?」
「それもただひとつ、『魔王さま、ここを出る気はありますか?』だ」
アイオネの顔色が変わる。
「訊いた後はどうするの?」
「さなあ、返事を訊いた者がその場で決めるそうだ」
「それは誰?」
「自由になった魔王さまとその従者。おまえと入れ替わりで魔王さまの領地に入った。もう既に答を聞いているはずだ」
「!!」
アイオネは、部屋を飛び出した。