魔王さま100分の2
キーヤは、天馬を褒めてやりながら甲板に戻る。
途中、
各マストの見張り台はやはり無人、
船中央に高く作られた操舵室を含む船橋(指揮所)も空中から見たが、外から覗ける範囲ではこれも無人だった。
「……さて」
あわよくば内部に潜入が、当初の予定。
キーヤは、船橋および甲板下に繋がる扉を片端から調べる。
だが、どれも開かない。
力まかせに押し引きもしてみたが、錆び付き腐っているくせにキーヤの腕力では軋みもしない。
船橋の窓には、全て鉄格子がはってあり、これも破壊不可能だった。