魔王さま100分の2

「くそ」

シルキスの馬鹿力なら突破できるだろうか?

それとも、腕力では壊せない結界のようなものがあるのか。

キーヤは、鉄格子と格闘した手指をさすって吐き捨てる。

「これでどうだ?」

キーヤは、即逃げられるように天馬に跨った状態で銃を船橋下部の扉に向けた。

引金を引き絞りフル連射。

30発近い弾丸が、轟音と共に休みなく銃口から吐き出される。

ガガガガガッ。
扉に突き当たる弾丸。

だが、これでも扉は破れない。

扉は、ぶつけられた弾丸の半数を僅かな傷で受け止め、残り半数をひしゃいで弾き返した。

< 395 / 582 >

この作品をシェア

pagetop