逆×LOVE
「.....。」
俺が質問すると水無月からはなかなか返事が返ってこない。
心なしか震えているのは気のせいか?
「いや、コレは、、、。」
かなり間をおいて話始めたと思いきや少し挙動不審だな、おい。
やっぱり女装癖があるつーのは図星で言いにくい....とかかな。
でもよ、何で....
「何で水無月君が女装.....」
思わず声に出すと水無月の顔が少し引きつった。
「とりあえず中入りませんか?」
引きつった顔に笑顔を懸命に貼り付けて、水無月は自分の楽屋の扉を開ける。
「あ、うん...」
俺は促されるままに楽屋に入った。