恋愛上等!~不良な彼氏~
「わ、私屋上に行ってる!」
そう言うと由奈は走って行ってしまった。
「ちょっ、まっ…由奈ぁ!」
……………
私が叫んだのも虚しく、由奈はもう行ってしまった。
…なぜ?
「こんな体勢だからじゃん?」
私の下にいる茶金メッシュが言った。
…こんな体勢…?
「どーゆーこと?」
私は意味が分からず首を傾げた。
「お前が俺を押し倒してるように見えるじゃん。この体勢だと」
…………
「…お前バカ?」
意味が分からん。どーやったら私がこいつを押し倒してるように見えんだよ。
「お前の方がバカだろ。っーか早く退け。じゃねーと俺が襲うぞ」
「……私、今は喧嘩するつもりない」
「…バカにつき合ってらんねぇ」