恋愛上等!~不良な彼氏~
「どういうことだ?小夏」
たまり場に戻った私に、椿はもちろん、他の仲間まで目を見開いた。
まぁ予想通りの反応?
「あ、いやぁ…ねぇ」
私は苦笑いで隣を見た。
「好きなもん買ってこいとは言ったけど、さすがに女の子は…」
椿は、私の隣で不安そうにしている女の子を見て言った。
「ッて、いやいや!この子は買ってねーよ!」
バカかッ!
さすがに私でも女の子は買わねーっつーの!
(さすがって…?)
「冗談だよ。で?どうゆうことか説明してくれんだろ?」
椿はハハッと笑って立ち上がると、女の子の目の前に立った。
「どうも、お嬢さん。あたしはコイツの仲間の椿だ。よろしく」
ニッコリ笑い、女の子へと話し掛けた。
女の子は椿に顔を向けると微笑んだ。
「こんばんは、椿さん。私は美沙(ミサ)です」
そう名乗った女の子は、みんなに向かってお辞儀をした。
────────…
「へぇ、助けてやったわけね」
一通り話し終わった私は、ビニール袋からうまい棒を取り出した。
ふぅ、やっと食えるよ。
「はい。小夏さんには、本当に感謝してるんです」
うわぁ、なんていい子なの?
小夏、カンゲキ☆
感激した私は、美沙にうまい棒をあげた。
「ありがとうございます、小夏さん!」
嬉しそうに笑った美沙は、どうやら初めて食べたらしい。
うまい棒なんて、みんな食べてるもんだと思ったのに。
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