暗黒ノ世界
「今日はもう帰るの?」
美羽は聞いて来た。
「ああ。やることないし。部活あるんだろ?俺達そろそろ行くよ。じゃあな」
雄太は答えると、足速にそこから立ち去る。僕も「さようなら」と言って立ち去ろうとすると、「じゃあね」と美羽が言って、少し走り気味に部活へと向かった。
「やっぱり暗いな」
外に出るなり、雄太は言う。確かに暗い。夏と言っても夜7時位までは普通は明るい。だが、今は5時…いや、太陽が一番高く昇る昼の2時でも、まるで夜のように暗い。外で体育をするにも、照明をつけないといけない位にだ。
「どうにかならないものかね」
「はぁ」とため息をつきながら、雄太は歩き出す。僕は後を追うようにして、雄太について行く。
「確かにそうだね。このままじゃ地球が滅亡するよ」
「俺はそこまではならないと思うが、どうしてそう思うんだ?」
「太陽の光を浴びれなくなった植物達は枯れ、光合成が出来なくなる。そのせいで大気中の酸素は減り、二酸化炭素は増加。森の動物達は餌や住む場所が無くなり死ぬ。草食動物の牛や豚も、食べる物がなくなりいつか死ぬ。そして、いつしか食料が無くなり人間も死ぬ。こりゃ絶対地球は終わるよ」