泡姫物語
――ん?ちょっと待てよ。
修のメールの内容を思い返してみた。

「修のメールで気付いたけど、もしここで私が行かないって言ったらあいつのことだから、じゃあ3人が集まれる日に延期しようって言い出すと思う。だから、愛子は私も行くって返信しておいて」

「うん、わかった。じゃあ友紀も来てくれるの?」

「違うって。私は当日来れなくなったことにしておけばいいからさ」

「そういうことか。友紀さっそく恋のキューピッドの役目果たしてくれたんだね。ありがとう!」

「お礼を言われるにはまだ早いよ。愛子と修がうまくいくまで応援するからね」

「じゃあ私も友紀と藤田さんのこと最後まで応援するよ。何でも協力するからね」

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