それは、輝く星空のように
彼の言葉の意味を理解したのは、彼が出て行ってしばらくしてからだった。


――わたしは、拒絶されたんだ。


心に踏み込んでくるな。


深い部分に近づくな、と。


彼に拒絶されて、心の中の何かが傷ついている。


そうか。


やっと自覚した。


わたしは、彼のことを深く知りたいのだ。


多分、きっと。


彼のことが、好きになっている――


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