彼のとなり、彼女のとなり
「はーーっ…」

とりあえず学校を出たけど…。
本当は すごく行きたくない。
けど、携帯を返してもらわないと…。だから しょうがなく行く。足どりが重いなぁ…。

渡されたメモを片手に 何度か道に迷いながらも ようやく辿り着いた。

着いた場所はひっそりと建ってる写真館だった。

少し古さが感じられるけど、懐かしいような そんな外観。私は何度もメモに書いてある名前と 看板の名前を確かめ合う。

アイツを見たら 一言ガツンと言ってやろうと 気合いを入れドアを開けた。
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