“逆”チョコレート大作戦!!
っていうか、



昨日の上手くいったのだって“一応”工藤サンが相談のって…



いや、コノ人の言ったコトは全くもって役にたってねぇけど…



まぁチョコ作んの“一応”手伝ってくれたし…



そこんとこ“だけ”は“一応”感謝してるから…



カワイイカワイイ後輩が“奢るんで呑み行こう”って誘ってんのに…



「工藤サン…俺のコト…愛してないんっすか?」



俺は工藤サンの肩にもたれ掛かると冷たくなった“ホルモン焼”を頬張りながら上目遣いで見た。



がっ…



「…。」



チッ…



面白くねぇ。



「俺…工藤サンのコト…こんなに…」



そして皿の上に箸を置くと、嫌がらせとばかりに耳元に唇を寄せ囁いた…



ってのに、



「あぁ~ウゼ。」



…。



全くもって楽しくねぇ。



俺はぷうっと頬を膨らませると、いつの間にかカウンターに置かれていた焼酎を一気に飲み干した。

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