守れなくて、ごめん

あたしとケイの出逢いは、
田舎の寂れたスナック



あたしは、ホステス
ケイは、客



ありふれた風景



毎日、
ただ時間だけが過ぎていく

愛想笑いに、
作り話。


真実か偽装か、

自分ですら
分からなくなるような
淀んだ世界で

あたしは
たったひとつの光を
見つけた




その時は、
気付きもしなかったけど
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