嘘恋
初体験
どうしても 初めては 大好きなひとと したかったから。

マツと出会ったときに この人だと 決めた。

…のに…



「マジ?スゲーうれしーんだけど…」

沙織は よく バージンはめんどくがられる とか 数ある 雑誌 週刊誌のネタを 信じていたから

さぞかし 朋久みたいなタイプには 引かれてしまうだろうと 思っていた。


「カレシは?」

「まだ、してない」

朋久は 沙織を 抱きしめると、

行為を再開した。

唇や首 肩に キスをしながら

たまに 話しをする。

「力抜いて、緊張しないて…嫌ならいやだって、蹴飛ばしていい、笑」

「アハハ、」

たまに ジョーダンを言って 笑わせてくれる。

「だけど、気持ち良かったら教えて…」

朋久の左手は 沙織の全身を 優しく 撫でて

右手は 沙織の左手を 握っていた。

沙織の胸に、手の平と朋久の顔が きた。

「…や、んんっ」

「蹴飛ばせ、」

朋久は、そういいながら 更に 沙織の体 全身を 愛おしそうに 愛撫した。

「綺麗な体してる。気持ちいいよ」

「やだ、はずいよ」

「かわいい。ゴメン、俺、理性きかないわ…」

朋久は、そういうと、 先程みたいな スローな感じではなく おもいっきり 沙織を 抱きしめる。

激しく。

沙織も、緊張と不安のなか 徐々に 快感の波が 寄せては 返す。

1時間以上 朋久は沙織の体を 優しく ときに 激しく なでつくした。

「沙織ちゃん、入れるよ…嫌ならゆえよ」

沙織は 嫌じゃないと 答えた。

朋久は避妊具をつけると 沙織の中へ 入って行く。
「大丈夫?痛い?」

「少し…でも大丈夫…」

「痛かったら、ゆって」

朋久は ゆっくり 少しずつ 沙織の奥へと 侵入していく。

沙織も 痛みの中に へんな 圧迫感が あることに 神経が集中していった。
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