大人の恋がしてみたい

「あっ、店長、きょう時間通りに上がっても大丈夫ですか?」


「きょうか?」

俺は、ビニール袋から弁当を取り出し、割り箸を割って

いま、まさに、オカズの唐揚げを口の中に入れようとしていた。

「はい。桃川と2人でライブに行こうと思って。」


「ゴフッ!ウッ!苦しい、喉に詰まった…」



『って、なに?桃川と2人でライブだとぉ~!?』


俺は苦しくて胸を叩いた。


桃川が、慌ててお茶を自販機で買い

「店長、これ…」と手渡してくれた。


「わ、わりぃ。。。後でおごるなーー」

そう言い終えるとすぐに

桃川がフタを開けてくれていた、お茶をゴクゴクと飲んだ。

「お陰で、楽になったよ。ありがとう。」

「いいえ。良かったです。」


そう言って、恥ずかしそうに笑う桃川が

やっぱり



好きだ…。



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