【実話】ただ、普通の幸せがほしかった
二度目の手術は、
一度目の手術とは、大きく違っていた。

それは、顔にメスを入れることだった。

そして、一度メスを入れると元の顔に戻すのは、むずかしいということだった。

「元の顔に戻るぐらいならメスを入れる方がいい」


そして、私は、迷うことなく手術を受けることにした。


手術は、二重のラインにそって、

瞼を切開して切り口から瞼の脂肪をとり二重をつくる方法だった。

そして、目を大きく見せるために目頭を切開し糸でとめる。

手術時間も長く費用も一度目にくらべたら高いものだった。

でも、この手術さえ受ければ二重になれる!


美容整形は、私に
自信と生きる楽しさを与えてくれた。


体の一部が変わるだけで、こんなににも変われることを知った。


そのためには、
少しぐらいつらい手術でも耐えることができた。


手術前日の夜、
私は、今までのすべての写真を瓶の中に入れ燃やした。

新しく生まれ変わるため過去のすべての記憶を消した。


自分の居場所をなくしていくうちに、

いつも周りからどう見られているか不安だった。


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