【実話】ただ、普通の幸せがほしかった
「こんなのって、あんまりだよ…

ひどい、ひどすぎるよ…

どうして、ねぇ、
どうしてよ!!

嫌だよ、そんなの絶対に嫌だ…

あきらめたくない、
やめたくないよ…


手術なんて受けたくないよ…」

でも、どうすることもできなく、あきらめるしかなかった。

そして、六時間の
手術が終わり、
すべての病巣は、
とりきることができた。


でも、それと引きかえに片耳の聴力を失った…。


そして、私は、
小さい頃から夢だった女優になることも、追いかけることもできなくなった…。

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