【実話】ただ、普通の幸せがほしかった
「おい!ぼっとんの机見て見ろよ」


「汚ねぇー机」


「ゴミ箱みたい、
臭い!!」


あちこちから、
そんな声が聞こえてきた。


落書きをされるたびに消して、

でも消しても次の日にはまた書かれていて…。


「ブス!消えろ」


「死ね」


「学校に来るな!」

虫の死骸や花が一本だけさしてある花瓶…。


もう、ため息や涙はでなかった。

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