【実話】ただ、普通の幸せがほしかった
でも、走ることが
苦手な私は、すぐに山下達に捕まってしまった。


「逃げるんじゃねぇーよ!!」


5人に囲まれ逃げることもでず、
両手で頭をおさえてその場にしゃがみこんだ。

「・・・・・」


怖くて何も言うことができなかった。


次の瞬間、大西は右足を蹴ってきた。


「痛い!!」


そして、大西に続くように山下や川村達も手や足を蹴り、

持っていた班長旗でランドセルを強く叩いてきた。
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