あかりんご
菜子が開いたページには、四人の男子が写った写真。
ひとりは爽やかだけど俺様王子、ひとりは優しい瞳の王子、ひとりは茶髪の大阪弁王子、そしてさいごはクールなオシャレ王子。
そう。
この四人が、学園最高ランク『Sランク』の唯一の生徒!
生徒会はこの王子たちだけで運営されてるんだ。
学園も生徒も…日本中の企業も、この四人の御曹司には勝てないらしい。
とにかく…
「はぁーっ。ほんと、雲の上の存在」
なんて言いながら、菜子はうっとりした目で雑誌の中の4人を見てる。
確かに雲の上の存在だけどあたしは届かなくていい。
お金持ちには関わりたくないくない!
「結亜は好きにならないの?王子様!結亜って学園一可愛いんだから、話しかけてもらえるかもよ!」
「全然っ!」
何いいだすの、菜子!!
お金持ちと関わったら、きっとろくなことないよ。
「だって、ほら、この俺様王子ぜったい作り笑い!」
あたしはなんとか菜子の目を覚まそうとした。
なのに菜子は、頭の上にハテナを浮かべて「え〜?」なんて言う。
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