あかりんご



ガラッ


あたしたちがそんな話をしていると、いきなり教室のドアが開いた。


教室中の生徒が一気にドアの方に振り向いた。


そこに立っていたのは、ちょっと軽そうなイケメン。


「桜井結亜サン、いる?」





「へ…」






あたしはポカンとした表情を浮かべた。


イケメンは、きょろきょろと教室の中をみわたしている。


えっ?えっ?


…誰?


「結亜、あの人知り合い?」


「…たぶん知らない」


だって、あたしがここに転校してきたのはたったの三週間前。


このクラス以外に知り合いなんていない。


あたし、なんかしたっけ!?





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