妹なんていらない
教室に戻ってみると、何だかみんなが騒がしくなっていることに気づいた。



「なんだなんだ?」



昼休みが終わり、今から掃除のはずだが…



おかしい。


うちのクラスに掃除を楽しみにしているやつなんていなかったはずだ。


というか、いるのかそんなやつ?




「あ、高橋くん!」




俺が帰ってきたのを見て、えーと………誰だっけ?




……………




………友人Aさんが声をかけてきた。




「大変だよ高橋くん!
雨宮さんが!」



「雨宮?

なんだ、あいつ何かやらかしたのか?」



「そうじゃなくて!

あー、いや、そうなんだけど違うというか………」




やけに歯切れが悪いな。


雨宮に何かあった?




………



そこで、俺の脳裏に一つの不安がよぎった。




「雨宮さん…先生と雨宮さんのお父さんが来て、連れていかれちゃった!」
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