妹なんていらない
「しっかし…

これじゃあ中の様子がわからねえな」



「何を言う、簡単じゃないか」




そう言って勇人は指を二本立てた。



うん?


ピースサイン………任せろってことか?




「盗撮と盗聴、どっちだ?」



「千鶴、今すぐ警察に電話しろ」



この危険人物は冷たい檻に放り込まねばなるまい………!



「本気にするな、半分冗談だ」



「ああ、なんだ半分冗談か…って違うっ!!

半分って何だよ!?
盗聴か!?盗撮か!?
どのみち豚箱行きだからな!?」



「うるさいぞ、静かにしていろ」



そう言って勇人はガラスのコップを取り出した。


「散々言っといて盗聴ってそれかよ!?

お前、航空写真まで盗撮の範疇だと思ってるな!?」



「違うのか?
あれは犯罪だろう」



「冗談だったのに本当だった!」
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