妹なんていらない
「ど、どう…?」




そう聞かれても答えは決まっていた。



いや、美波の気持ちを考えると、うそつくのもありかと思ったけど、それはできない。



最終的に言うと、これはいくらなんでも嘘つけない。





「………お前は馬鹿か?」



「なっ……!?

だ、誰が馬鹿よ!!!」



「これをお前は自分で読み返したのか!!?

いや、今すぐ読め!!!

自分の愚かさがよーくわかるはずだ!!!」




そう言って手紙を返す。



美波は俺に殺意の眼差しを向け、しぶしぶ自分の書いたラブレターを読み始めた。



するとどうだろう。



みるみるうちに顔色が赤くなっていく。




まあ、さすがにおかしいって分かったか………




「わ、私…こんなに好きだなんて………あぁ、どうしようどうしよう………胸がバクバクして………」




そっちかよ。
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