妹なんていらない
「何だ、その疲れきった目は?」




不機嫌そうに、そう聞いてくるのは俺の親父。



こっちは血がつながってる。



だから、遠慮なんてしてやるわけがない。




「昨日遅くまで勉強してたんだよ。

あぁ、ねみぃ…」




俺は目をこすると、自分の席となっている場所に腰を下ろした。



そして、ふいに妹と視線が合う。




朝っぱらからなんつー視線を送りやがるんだろうね、こいつは。



今からお前を殺す、とでも言いたいのか、この野郎は。



キツいんだよ、視線が。



朝っぱらからガンつけてくるんじゃねぇっての。
< 5 / 317 >

この作品をシェア

pagetop