妹なんていらない
「はい」




美波にラブレター(第三作)を渡され、それを読み出す。




『結城真一君へ




好きです!!!!!




付き合って下さい!!!!!!





高橋美波より』




「どんだけ直球勝負なんだこのやろぉーーーーーっ!!!!!」




馬鹿だ。


手紙に空白が多すぎる。


紙の四分の一も使っていない。



ってか好きになるまでの過程はどこに消えた。




「自信あったのに…」




いや、たしかにお前の好きだって気持ちは伝わったが、これはちょっとキツいと思うぞ。



シンプル イズ ザ ベスト、だとか言って見過ごせるものではない。




「ストレートすぎる。

もう少し変化球で………
そうだな、少しユーモアを使ってみろ」




そう言って書き直しを命じた。
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