許嫁
「ダメ?」


「偽名を使っている人には名前は教えられません」


シンデレラはそいうと、シリヤを引き連れてその場からすぐに立ち去った。


「ばれてたみたいだね」


「そうみたいだな」


溜息をつくリキに興味がなさそうに答える。


「結構、タイプだったんだけどな」


「珍しいな」


今までに特定の女性に興味を持ったことがないリキがいつになく興味を示した。


「王子もでしょ」


「その呼び方は止めろ」

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