*短編*大切な想い出


先輩の経営する居酒屋は将の実家のすぐ近く





海岸沿いにある
目の前が漁港
陸にあげられた漁船が並んでる
その向こうには蒼い海が広がっている






私と息子は将の家の前を通った






将‥来れたら良かったのに






そう思いながら角を曲がった






あれ?
お店の前に誰か立ってる






まさかね‥






そう思いながらも心臓は勝手に忙しく動き出す







「よっ!」






目の前で将が右手を上げて笑ってる






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