*短編*大切な想い出
これでいいんだ‥
そう自分に言い聞かせながら
けどモヤモヤする気持ちが次々に湧き出る感じで
家に帰ろうと歩いたものの真っ直ぐ帰る気になれず途中にあるバーに行くことにした
私のお気に入りのお店
でも一人で入ったことは一度もなかった
入ろうとドアを持つとすごくドキドキしてる自分に気づく
けど思い切ってドアを引き入った
「いらっしゃいませ」
店内は暗い照明であちらこちらにキャンドルが置かれている
カウンターに男の人が二人座っているだけだった
いつもはマスター一人でしてるのにカウンターの中に若い女の子が一人いてちょっとホッとした
「ここいいですか?」
私はカウンター席の壁側一番端の席に座った
きついのを飲みたい気分だったのに甘いカクテルを頼んだ
待ってる間落ち着かなくて携帯を開き同級生の優にメールした
優には将のことを全て話してる
毎年夏に帰ってきてるのに今年は都合が悪くて帰って来なかった
さっきの将との出来事と真っ直ぐ帰る気になれなくて一人で飲んでることをメールした
携帯を閉じると女の子が私の前にカクテルを置いてくれた
「ここにはよく来られるんですか?私はいつもは違うお店で働いてて客として来てるんですけど今夜は休みで始めて応援で入ってるんです」
ニコニコ話す女の子が私の緊張をほぐしてくれた
私は甘いカクテルを飲み干した後、やっぱり物足りなくて今度はウォッカベースのカクテルを頼んだ
~♪~♪~♪
携帯を開くと優からだった