ツンデレ彼女を監禁して
彼女も、やっぱり人間なんだ


とか、そんなことをまじまじと思ってしまう


綺麗すぎて、完璧
常時臨戦態勢の彼女を、こんなにさせるなんて


お笑いの凄さ――いや、大切さを知った


お笑いで世界が救えるなんて言葉も、あながち間違えじゃないだろう


――で、笑う彼女を見てあることを思い付いた


ごくり、と唾を飲み
腹に力を入れる


彼女の笑顔を、もっと俺にっ


「惚れてまうやろぅぅ!」


「うっさい。テレビが聞こえない」


「す、すみません」



玉砕
恥ずかしくも言ったのに、まさかのうっさい発言


笑い顔も、俺に向けられた時には七変化みたく怒り顔になっていたし


芸人がスベった時の気持ちを味わう


俺も俺で、悲しさから膝を抱えようとするが――あ、そういえばとあることを思った


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