ツンデレ彼女を監禁して
直るもんかっ、と言葉に出さずに態度に出した


明後日の方を向く

お、飛行機雲発見、だなんて思っていれば


「ばかよ、あんたは……」


お決まりの台詞が聞こえてきた


もう口癖なんじゃないのか、という回数を誇る罵倒


でも、今のはいつもと『感じ』が違っていた


「千鳥……?」


『悲しい』そんな感情が込められた声

その声の主に顔を向けたのだが


「――ぶっ!」


視界が黒く染まった

鼻に一番ダメージがあるアタック


硬さ、面積からして、鞄による打撃だ


イッテー、とか思ったので鞄を顔から離そうとしたのだが……力が強すぎだ


押し付けられる
鼻、折られんじゃね。ぐらいの圧迫感


窒息死すらも考え始めたそんな最中


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