きみ
答えたらだめとわかっているのに、恐怖のあまり案内してしまった。

もちろん私は脅されたまま。

しかも君は運悪く教室にいた。

「ここかぁ。行くぞ!」

「おい、てめぇーら。静かにしろ!」

「静かにしねぇと、お前らも刺すぞ」

「いい子達だからもちろん、先生のところにも行かねぇよな?」

「先輩。いましたぜ。この前のやつ」

「あぁ。おい、クソガキ。この間はよくもこのお嬢ちゃんとやってくれたなぁ」

「ちょっと来いや!」

私は1人に取り押さえられたまま。

身動き一つすら出来ない。

そして、首のところにナイフをあてられ、口もふさがれている。

君は、4~5人に殴られたり、蹴られたり。

君の友達も3~4人来たけれど、やはりかなうはずがなく、殴られた。

私はそれをただ、見ていることしかできなかった。

私がいけないのに。

私が原因なのに。

本当に、ゴメンナサイ。

ゴメンナサイ。
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